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半信半疑で読む 子育てアドバイス <第四回 後編>

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半信半疑で読む 子育てアドバイス <第四回 後編>

半信半疑で読む 子育てアドバイス <第四回 後編>

2019/09/18

平凡でも幸せな一日一日の積み重ね <前編> につづきます

 

園にお迎えに来られた時に、笑顔でハグしている親子を見ていると、私たち保育教諭は幸せを感じます。周りが感じるという事は、子ども達はその何十倍も感じているはずです。

 

ハグを嫌がる年齢になったら、笑顔で話しかけ手をつないで帰ってください。その後ろ姿を見ていると、私たち保育教諭は幸せを感じます。同じく、子ども達は幸せいっぱいです。そして、おうちに帰り、ご飯を食べ、お風呂に入り、少しゆっくりして寝る。そうした、どこかの場面で、今日一日の子どもの話を聞いてください。うれしい話、楽しい話があったら、一緒に喜んでやってください。

 

「えっ!それは楽しかったね」

 

その一言で結構です。嫌なこと辛いはなしがあったら、嫌だった思い、辛かった思いをそのまま受け止め、

 

「嫌だったね」「辛かったね」

 

とそのまま気持ちを言葉にして返してみてください。ほとんどの場合、それで十分です。気持ちを聞いてもらっただけで、子どもは落ち着きます。共感してもらうだけで、子どもなりに問題に向き合い、それなりに克服していきます。そうして少しずつ身も心も成長していきます。
(それなら、お母さんが、明日、先生に・・・は基本的に必要ありません。・・・もちろん、どうしてもという場合は・・遠慮なく)

 

お母さんも、一日の中で楽しいことがあったら話してあげてください。
そして最後に、

 

「〇〇ちゃんが、今日も元気に帰ってこられてよかった。ママはとっても幸せ」

 

と言って、幸せな気持ちを共有しながら寝せてあげてください。気持ちを共有して一日を締めくくってください。その一日のいやなおもい、面白くなかったこと、辛かったことなど、すべての疲れと傷がお母さんとの触れ合いにより癒されていくのです。

そうした意味で、お母さんが持っている癒しの力というのは、とんでもなく大きな力だと私は思います。ご自分が考えているより素晴らしく大きな力をお母さんは持っています。この力は愛着形成を持っている人だけが極自然に有している特別な力です。神様から与えられている特別な力といってもよいでしょう。お母さんに気持ちを共感してもらうことにより、いろいろと辛かった一日も、お母さんの癒しによって、平凡でも幸せな一日に再生されていきます。こうして子ども達のうちに生きる力が日々蓄積されていくのです。

 

子どもの将来に対する漠然とした不安に耐えてください。そして、平凡でも幸せな今日の一日一日を子どもと共に喜ぶお母さんでいてください。キリギリスお母さんでいてください。その一日一日の積み重ねが子どもに生きる力を育んでいくのです。


お母さんが感じている将来の不安は子ども自身が克服していきます。克服していく力を子どもたちの内側に育てるのは、愛着関係にあるお母さんの笑顔とぬくもり、愛着関係にあるお母さんとの平凡でも幸せな一日一日です。その一日一日が、子どものうちに自己肯定感も築き、トラブルに耐え抜き、諦めず、打ち勝つ力を養うのです。

 

第四回
平凡でも幸せな一日一日の積み重ね <提案編> につづく

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